守ってくれますか?

・・・ココは漆黒の神の本拠地である城の中にある広い部屋。

ロゼのお墓に花を生けたリした後、私達はココにやってきた。


豪華なイスに座りながら、出された美味しいアイスティーを飲んでいる時、ヒカルがレインに聞いたのだ。



「どうする、とは?」

レインが冷静に聞く。


ヒカルはグラスに入ったアイスティーをごくりと飲んだ後、レインを見た。

「だからさ。漆黒の神とか【魔の国】とかのこと。まだ、生贄とかなんとか言うワケ?」


その口調は軽いけど・・・瞳は、真剣だった。

レインはフッと微笑した。


「まさか。生贄なんとかはやめるさ。お前らにまたクーデターでも起こされたら、敵わん。」


ほっ・・・

良かったぁ・・・・・


「だが・・・漆黒の神は解散しない。【魔の国】を取り仕切る。」

レインは断言した。


「途中で放り出すなど・・・ありえない。」



私は思わず、にやっと笑ってしまった。

「上等じゃん。レイン。」


レインはそんな私を見て・・・真剣な顔をした。

ん?なんじゃい、なんじゃい。


「で?俺の告白の返事は?結婚してくれるのか?」





・・・?・・・・・・・・・!!!!!


あぁ!!!忘れてたぁ!!!!!