守ってくれますか?


――――――――――――・・・・・




「なんでっ・・・・・」

レインのかすれた、驚きを隠せない声。


同感。

本当、なんでっ・・・・・


なんで、ココにロゼのお墓があるの・・・?



「ループ魔法じゃよ。ロゼの意識がなくなった時――移動させたのじゃ。」

「そんなことって・・・」

ヒカルがありえない、というように呟く。


「できるのじゃよ。と、言っても、わしはロゼの遺体をここに移動させた後、魔法で色々やってから埋めたからの。安心して良いぞ。

墓は、前からわしが作っておったし、意識が無くなるのもハッキリと分かったからの。簡単じゃったよ。」


リヨンは、淡々と言う。


そっか・・・

良かったね、ロゼ。ちゃんと、弔ってもらえて――




「さぁ・・・花を生けようぞ。」


私達は、皆、コクリと頷いた。










――――――――――・・・・・・・





「―――で、結局、どうすんの?」

ヒカルが聞いた。レインに。