ざざ・・・・・ん 何分ぐらい、そんな風に3人で佇んでいたんだろう。 ヒカルが、静かに口を開いた。 「・・・・・行くか。」 「うん。」 「ああ。」 私達は・・・それでもまだ、名残惜しそうに、何度も何度も後ろを振り返りながら、前へと歩いていった――― ――――――――――――――――・・・・・・・・ 「お疲れ様ー」 シオンは、眠そうな声を出し、すぐに眠そうに大あくびをした。 こしこしと、目をこする。