守ってくれますか?

「どういうことか?難しいのぅ。一つ言えるとすれば、わしは正しいと思ったほうの味方、ということかの。」


正しいと思ったほうの味方?



「つまり、今リヨン様はヒカリとヒカルの方が正しいとお思いになっておられるのですね?」


「まぁ、そういうことになるかの。」


「では、裏切り行為とみなします。リヨン。」


「ほぉ・・・・・そうなってしまうか。」


「ええ、もちろんです。レイン様の命令に逆らうということですから。」


「そうかの。じゃが・・・わしは、自分が正しいと思うておる。」



哀しげな眼差し。

それは、幼い私達への哀れみ?


それとも、もっと他に何かあるの?





「愚かなのは、一体、誰じゃと思う?1番愚かなのは・・・・・・」


「フウとクウでしょうね。」

さらりと、ゼロが言う。


・・・・・愚かじゃない。

パパとママは、全然愚かなんかじゃないのにっ!!!



リヨンは眉間にしわを寄せた。





「ゼロ、おぬしは本当に、そう思うておるのか?レインではなく?」


レイン?

どうして、ここでレインが出てくるの?