守ってくれますか?

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ざざ・・・ん・・・・・


暗い、黒く見える海の中を、幼い私とヒカル、パパ、ママはボートで漂っていた。



誰もが無言。



小船は、どんどん【魔の島】から離れていく。





だけど、100キロメートルぐらいで・・・・







ピーーーーーーー



機械音が、鳴り響いた。





パパとママは、そんな音は聞こえないというふうに、変わらずにボートを漕ぎ続ける。


幼い私とヒカルが、不安そうに顔を見合わせる。





――機械音はきっと・・・“警告音”。









何が起こる・・・?