守ってくれますか?

「いみわかんねーけど、とりあえず、おれ、しなないから。」

「死ぬよ。確実にね。」

「しなねーよ。おれ、しぶてーんだ。」


あっけらかんと、ヒカルは笑った。




ヒカルは・・・強いなぁ・・・・・

“死ぬ”と言われても、気にしないで笑っていられるなんて。


それとも・・・3歳だから、事の重大さを理解してないのかな?




「・・・・・・ヨナ様、帰りましょう。もう、ここに用はありません。」

ゼロが全く変わることの無い口調でヨナに話しかける。


「なんでよ!?私はまだヒカリを・・・」


「ヒカリを、どうするんですか?死なせることは許しません。ヒカリは必要です。レイン様に怒られますよ。」


「・・・・・・・ッ!!!でもっ!!!!!」




「でてけよ。」

ヒカルが低い声で呟く。





すると・・・・・・・・・・・・・









・・・・・・・・・・・えっ!?








ヨナとゼロが、夜空へ飛び立っていた。