守ってくれますか?

「さぁ・・・行くかの。」

そう言うと、老人は幼い私とヒカルをひょいっと持ち上げた。

幼い私とヒカルはキョトンとした顔で、老人を見上げていた。


・・・え、普通泣かない!?
あたし達、泣けよ!!

コレ、誘拐でしょ!?



なにキョトンとしてんのよ!!
っつーかいつまでキョトンとしてんのよ!?




私がやきもきしている間に、幼い2人は老人に連れられて、部屋の屋根裏につれて来られていた。

なぜか屋根裏の床・・・つまりは部屋の天井に、不可解な丸い穴があった。

穴の中は闇。


畳は黄緑っぽい色なのに・・・
おかしい。

何?この穴は・・・・・



なんて考えていると、老人が幼い私とヒカルを両腕で抱えたまま、穴に入ってしまった。









・・・・・・・・・・・・・えぇ!?





穴に入るとそこは、暗くて広い部屋だった。







どうなってんの!?