・・・私とヒカルは倉庫を出て、近くの草むらに座った。
「さてと。じゃあ、やるか。」
「できるかなぁ・・・久しぶりすぎるから・・・」
私は不安だ。
“アレ”は、危険だから・・・
「危険だけど、その傷はやべぇぞ。」
ヒカルが私の肩を見ながら言った。
「・・・・うん・・・」
「大丈夫だって!俺がついてるから!な?」
二カッと笑うヒカル。
・・・この笑顔に、何度助けられたことか。
「うん。そうだよね!頑張るぞー!!」
私はぐっと拳を握り締めた。
「よっしゃ!その意気だぜヒカリ!」
ヒカルも拳を作り、握り締める。
――さぁ・・・・・
・・・始めよう・・・―――



