守ってくれますか?

「ヒカリ、話すぞ。真実を・・・・」

「・・・・・うん・・・」


かすれる声で、頷く。



「っつーことで、すみません。俺ら出て行きますね!」


ヒカルが明るく言う。



するとナオ様がヒカルを見て、口を開いた。


「ヒカリの肩の傷を治してからでは駄目か?出血がひどいんだ。」


・・・・・!!!

ナオ様・・・
相変わらず、お優しいですね・・・



「傷?ヒカリ、深いか?」


ヒカルが心配そうに問いかける。



「うーん・・・けっこう深いかな?今も血が出てるし・・・」


「・・・じゃあ、使うか。“アレ”。」


「・・・・・え?“アレ”?でも・・・危なくない?」


「俺がヒカリの心コントロールする。」


「できんの!?」


「修行した。」


「・・・修行とかあるんだ・・・・・」




私とヒカルが話しているとき、ナオ様とシュウ様とルリとカー君は首を傾げていた。


「「「「“アレ”?」」」」