守ってくれますか?

ほっと胸を撫で下ろすと、ルリが私に気がついた。



「お姉ちゃんっ!!!」


がばっと私に抱きつくルリ。

・・・可愛い・・・・




「・・・お姉ちゃん、ごめんね?大丈夫?」


そっと私を見上げるルリ。

その赤紫色の瞳は、涙で潤んでいた。




この状況で・・・


私を心配してくれるルリを、堪らなく愛しいと感じた。





「・・・ルリ、大丈夫だよ。
・・・・・愛してるッ・・・・・・・・」



『愛してる』と言う時、声がかすれてしまった。





・・・でも、かすれちゃうのは、しょうがないよね?






――だって・・・・・




私は、もしかしたら・・・

いや、きっと・・・・・・・・・・・・