守ってくれますか?

ぐっと耐える。





・・・でも、よかった。


“こういう事”をされてるのが、ルリじゃなくて。

私で、よかった。



もし・・・

もしルリがされていたら・・・・・


きっと私は、狂っていた。





――“お安い御用”じゃないか。


私の体をあげるだけで、ルリが助かるなら・・・




こんな事“お安い御用”だ。









デブ男が、私の唇を見つめた。


・・・キス、かな。





そっと考えた。







――・・・もぅ、いいよ。


もう、今更、どーでもいいよ・・・



私は目を閉じた。