「じゃあ、ヒカリちゃん、あんな手首の状態で行っちゃったの!?危険すぎるっ!!!」


悲鳴のような声が聞こえる。


「お前、ヒカリがどこに行ったか、知っているのか!?」


「はい!知っております!
・・・王子様・・・
ヒカリちゃんを、助けてください!お願いします!!!」


そんなの・・・


「言われなくても、絶対に助ける!!!
ヒカリは俺が守る!!!!」



ヒカリは、俺が初めて惚れた女なんだ・・・

手放すものかっ!!!



「ヒュウッ♪言うねえナオ。」


「王子様、ありがとうございますっ!!

ヒカリちゃんはおそらく・・・ラナー地区のフォーナタウンへ行ったと思われます。」



ラナー地区のフォーナタウン・・・




「よし!今すぐ行く!シュウ、一緒に来てくれるか?」


「もちろん。ヒカリには借りがあるしね。」


それを聞くと、俺はシュウとの通信を切った。


そして、カイトへ連絡をする。