最終面接


終業後ーーーー


急な接待で
酒を飲むからホテルに
泊まるなんて…

また 俺は どうでもいい様な
つかなくてもいい様な
くだらない嘘を重ねる。


『愛する人を守る嘘は
必要だと思う。』


レナの言葉を
俺は都合のいいように
解釈して濫用していた
あの頃と、何も変わらない。

やめていたはずの
煙草に火をつけて
『レナが預かってた』という
物品を紙袋から取り出す。

ーーーやっぱりーーー


洗浄済みとかかれた
小さな袋に入った
プラチナのピアスと
シルバーゴールドのリング

そして…ーーー


時代遅れな携帯電話と
充電器……


「これは…?」


レナの私物だ…