「てゆーか、お2人さん本当は付き合ってなかったって事?」


なぜか、廊下で私たちの話を聞いていた二人。


「すみません!」


そう私が謝ると、


「や、謝らなくていいよ!こんな可愛い妹ができたんだもん」


そう京介さんに言われる。


「まっ、まだ結婚してませんよ!」


顔を真っ赤にしながら必死になる私。


「へーえ?まだ?」


そう言って私をからかうよしくん。


「ひどいよ!私をからかって!京介さんもだけど、よしくんもドSだよね」


「しらなかったの?」


「だって、さっきまですっごく優しかった!」



「はーい、お2人さん?俺わすれてるっしょ」


そう京介さんに言われ、

2人して真っ赤になる。


「あ、トマトになっちゃった」

「もうっ京介さんっ!」

そう、京介さんに怒ると、後ろから、


「私は、あやみちゃんの味方だからねー」

と貴子ちゃん。


「貴子、あやちゃんから離れろ」

「うるさい。善雅」


あぁー、もう、新田家たいへんっ!

そんな事を思いながらも、それを楽しんでいる私でした。