そう言う紫音の目には悲しみと絶望しか映っていなかった。 紫音はそこまで言うと、涙を拭いて立ち上がった。 紫「今から、記憶を消すから。あんな姿忘れたいだろ?」 そう言って沖田に触れようとする紫音を沖田は引っ張って抱きしめた。 紫音は驚いて離れようとする。 紫「な…っ!?離せ!」 だが、沖田は紫音を離す代わりに言った。