そこへ沖田が現れ、紫音は驚いた拍子に落ちた。

運良く沖田が受け止めてくれたけど、紫音の心には恐怖しかなかった。

紫(こ、怖い…!嫌だ…!)

離れたくて暴れる紫音を沖田は逃がさなかった。

逆に沖田は紫音を信じているような口ぶりで話しかけてくる。

しかも、紫音の過去にまで聞いてきた。

紫音は戸惑った。

紫(言っていいのか…?信じていいのか…?)

紫音は沖田に恐る恐る聞いた。