沖田は何故か紫音の悲しげな顔が忘れられずに追いかけた。

藤「総司!?どこ行くんだよ!?」

平助は驚いて止めるが、沖田は止まらない。

沖「ごめん!なんか気になるんだ!」

沖田はそのまま紫音を追いかけた。

生徒たちは驚いた様子で沖田を見ていた。

斎藤は生徒に聞いた。

斎「…あの娘はお前らにとって大切な人なのか?」

生徒たちは涙ぐみながら答えた。

男「あ、当たり前です。紫音さんは尊敬する人であり、憧れの存在なんです。」

そして、それぞれの本音を言い始めた。

男「本当は甘えて欲しい。自分一人で抱え込まないで相談して欲しいんだ。」

男「俺たちのことよりも紫音さん自身のことを気遣って欲しいんです。」