生徒は困り顔。

紫音もそれを見て、顔を歪ませた。

紫「…だよな。お前らにはバレるか。…一人にさせてくれ。涼鬼もこいつらといろよ。」

涼「で、でも!そしたらお姉ちゃん…!」

涼鬼は紫音がどうなるかわかっているのだろう。

紫音は黙って首を振った。

涼鬼は淋しそうにうつむく。

紫音は沖田たちの方を向いた。

沖田たち…特に平助は緊張した。

紫音は悲しげな笑った顔を見せた。

紫「…やっぱり、受け入れるのは無理だよな。あんな化け物の姿を見せて悪かった。でも、母さんや父さんは俺とは違うから、警戒しないでほしい。…じゃあな。」

紫音は又出て行った。

生徒や涼鬼は悔しそうにしていた。