紫「今、見たからわかるように俺は普通の人間じゃない。紫桜姫…紫の桜の姫と書く。紫桜姫は200年に一度産まれる巫女で普段の仕事をしない代わりにこうやって妖怪退治をしている。紫桜姫の姿は紫の髪と瞳だ。でも、普通の人間は怖がり蔑むためいつもは封印している。お前らと会った時も仕事をしていた。」

紫音はそこまで言うと、踵を返した。

紫「…お前らが俺を信用するかしないかは任せる。土方たちに言ってもいい。…好きにしろ。」

紫音は道場を去った。

自分の力を上げるためだ。

涼鬼もついて行き、生徒たちは不安そうに紫音が去った方を見ていた。