キンッ

甲高い音が公園に響いた。

紫「…お前らは何者だ?なぜ、こんなものを持っている?」

紫音が刀の鞘で受け止めたのは、紫音が使っている物と同じ、本物の刀だった。

紫音に刀を振り下ろしたのは、茶髪の上部分を結んでいる青年だった。

着物を着ている。

男は一旦、紫音と距離をとった。

?「あなた、なかなかやりますね…僕の刀を受け止めるなんて…」

男の問いに紫音は淡々と答えた。