紫音が着いたのは近くの公園だった。

紫音は辺りを見渡すと、人がいないことを確認し、右手で印を結んだ。

紫「結界。」

紫音がそう呟くと同時に、公園には薄緑色の膜が張られた。

紫音は目の前を睨みつけた。

紫「出て来いよ。どうせ、ここからは逃げられないんだからさ。」

紫音が少し大きな声で言うと、目の前に鬼が現れた。

体調は2mぐらいあり、紫音を見下ろしていた。