沖田side

それから数日…

紫音さんは本当に感情が無くなってしまった。

周りには作り笑いで何とかごまかしているみたいだが、本当の笑顔には程遠い。

僕は紫音さんとの見回りの他に外を歩いてみているが、拓馬君とは会っていない。

妖怪も昼にはあまりでないみたい。

紫音さんから感情が消えたあの日、一君が紫音さんを抱えているのを見て本当に焦った。