紫音はただそうつぶやくだけ。

斎藤は必死に呼びかける。

斎「違う!お前のせいではない!あいつの言葉に惑わされるな!」

だが、様子は変わらない。

その挙句…

紫「…俺は…存在してはいけない…もう…無理だ…」

紫音はそうつぶやくと紫鬼を自分へ刺そうとした。

斎「くそっ…!」

ドスッ!

紫「ぐ…!」

斎藤は間一髪で紫音の鳩尾を殴り気絶させた。

斎藤は紫音を抱え、急いで紫音の家へ帰った。