紫桜姫〜新撰組と紫音の力〜


沖田は一旦言葉を切ると、紫音に目を向けた。

紫音は心配そうに沖田を見ている。

沖田は続ける。

沖「…ですが、僕だって新撰組1番隊隊長なんですよ?少しは戦えます。…今、仲間に頼らなくていつ頼るんですか?何のために記憶を消さないで口封じにさせたと思ってるんですか…」

沖田はそう言いながら妖怪に近づく。

沖「頼って欲しいからに決まっているからでしょう!?紫音さんは一人じゃありません!」