だが、刀はそのままで紫の炎は出ない。 紫音はかすれる声で沖田を止めた。 紫「やめ…ろ…沖田…!やられ…るぞ…!」 紫音の制止を聞いても沖田は動かない。 それどころか、殺気が強まった。 沖田は静かに言った。 紫音に言い聞かせるように。 沖「…確かに、今の僕じゃこの妖怪達には勝てないでしょう。僕が今まで相手してきたのは人間であって妖怪ではありませんから。」