「ねぇ、怒られるってばっ!ねぇっ!」

「大丈夫、大丈夫っ!」


 大丈夫なわけないけど、そう言って、行かないと言われてしまったら困るから自信たっぷりに言った。


「どこから来るのよ、その自信っ」

「さぁ?愛からっ?(笑)」

 口から出た言葉に、『そうかも』なんて納得した俺がいた。

 好きだからその子に苦しい思いなんてしてほしくないし、笑っていてほしいと願うのかもしれないんだ。


 だったらそういうことにしよう!

 今日は彼女を笑顔にするために全力を尽くそうっ!