「ニャーン………」 頬をしっとりしてザラザラとしたあたたかい感触が伝う。 シフォンが流れる涙をなめてくれる。 慰めるように安心させるように、 『独りじゃないよ』 というように……… 「・・・準備して学校行かなくちゃ!」 涙をパジャマの袖で拭い、ベッドから起き上がって、歯磨きをし、家事をしてから着替えて学校に向かった。