手を掴まれて、耳から外される。 なに言う気だ? この悪魔っ! 怖いのは聞きたくないよ~… なんて思いながら、涙目で悠雅を見上げる。 「…美夜さぁ……」 そういって、ため息をついて あたしの手を離す悠雅。 あれ…なんか、助かった? 「な…なに?」 「その顔、反則。」 …どういう意味だろう…… 反則って…