俺のもんだろ Ⅱ



手を掴まれて、耳から外される。



なに言う気だ?


この悪魔っ!







怖いのは聞きたくないよ~…




なんて思いながら、涙目で悠雅を見上げる。






「…美夜さぁ……」



そういって、ため息をついて



あたしの手を離す悠雅。





あれ…なんか、助かった?





「な…なに?」





「その顔、反則。」





…どういう意味だろう……




反則って…