「へぇー。じゃあ、大事にしないと…」 そういって、近づいてくる チャラ男さん。 「取られるぞ」 そう、悠雅に小さな声で言って 出て行った。 あたしは、はぁーっと脱力して その場に座り込もうとして、悠雅に支えられた。 「大丈夫か?」 こういう時は、優しい悠雅。 「うん…なんとか……」 「…だから嫌なんだよ……こういうの」 なんか、こうなるのが前からわかってたような口調。