俺のもんだろ Ⅱ



「へぇー。じゃあ、大事にしないと…」



そういって、近づいてくる



チャラ男さん。






「取られるぞ」



そう、悠雅に小さな声で言って



出て行った。






あたしは、はぁーっと脱力して



その場に座り込もうとして、悠雅に支えられた。




「大丈夫か?」




こういう時は、優しい悠雅。



「うん…なんとか……」




「…だから嫌なんだよ……こういうの」





なんか、こうなるのが前からわかってたような口調。