できたグラタンは、悠雅が運んでくれて あたしは保冷剤を手に当てて ため息をつく。 やっぱり、なんにも1人じゃできない 自分に腹が立つ。 席に着いて、掛け声があるわけでもないのに、同時に 「「いただきます」」 そういって、食べる。 「あの…どう、かな?」 そう聞いてみる。 「うまい」 そういってくれる悠雅。 …何回聞いても、嬉しい言葉ってあるよね? あたしは、この言葉が 何回聞いても嬉しい。 「ホント?よかった!」