そういうと 「やだ」 って言って、あたしのことを引き寄せる悠雅。 「ひゃあっ…」 また、抱きしめられて心臓がばくばく音を立てる。 「なんか、こうしてると落ち着く」 そういう悠雅。 いやいや、あたしからしたら全然落ち着かないよ! 緊張しすぎて。 でも、だんだん落ち着いてきて… なんだか、安心できた。 あたしも悠雅の背中に手を回す。 ちょっと悠雅の顔を盗み見ると… 驚いたような悠雅の顔。 …そんなに、驚くことかな?