悠雅の部屋って言っても 一緒に住んでるから、あたしたちの部屋 なんだけどね。 私服に着替えて、いつものように 「今日、夜ご飯何がいい?」 と聞く。 悠雅の答えは大抵 『なんでもいい』とか『シチュー』 とか。 …シチュー、飽きないのかなって いつも思う。 「美夜が作るのなら、なんでもいい」 「え…」 ちょっと嬉しくて、顔が熱くなる。 ふっと笑った悠雅が近づいてきて あたしの頬に触れる。 「…っ…!」 ち…近いっ!