更衣室を出ると、目の前には悠雅。 「ほら」 そういって、投げ渡されたのは… あたしの鞄… 「え…?」 「もう、帰っていいってよ」 「あ、そうなの?」 じゃあ、あたしがやることって メイド服着るだけだったんだ… 今日…… 「悠雅は明日、なにすんの?」 帰り道に、そう尋ねる。 「裏方で料理」 …悠雅が料理って…… 「無理、じゃない?」