悠雅に手をひかれて、文化祭のことを決めているにも関わらず 廊下に出る。 そして、壁と悠雅に挟まれるあたし。 …うわぁ、絶体絶命ってやつ? 「なんて、言われたの?美夜ちゃん?」 …ちゃん付けは、大抵悠雅が怖いとき。 だって、言えないよ… 「…言わねぇと……」 そういって顔を近づけてくる悠雅。 え…なに? ちゅっ… え… 唇に触れた、柔らかい物。 一気に熱くなる顔。 「ホント、赤くなんのは変わんねぇよな」