「神様…いるなら…悠雅を助けて下さい…あたしの、1番大切な人を…とらないで下さい…」 ふっと、頬に涙が伝う。 何度目だろう… こうして泣いたのは… それでも、目は開けずに 祈り続ける。 頬に、なにか温かい物が 触れて、びっくりして、目を開ける。 「え……」