「な…なに……それ?」
びっくりして、口がぱくぱく動く。
「あのな、美夜ちゃん」
そう突っ込んできたのは洸聖君。
「悠雅は、美夜ちゃんが注目浴びるの、めちゃくちゃ嫌なの」
…へ?
「勝手なこと言ってんじゃねぇよ」
ぐっと洸聖君を睨む悠雅。
「だーってホントのことじゃん?」
「お前…ホントムカつくな」
あのー…あたしの居場所、なくなってない?
洸聖君が、顔をあたしの耳に
近づけてきて…
「悠雅は美夜ちゃん一筋だから、美夜ちゃんがほかの男に見られてるだけで妬いちゃうの」
そういった。
悠雅に頭をすぱんっと叩かれる洸聖君。
「ほらな」
と、苦笑い。


