俺のもんだろ Ⅱ



「な…なに……それ?」



びっくりして、口がぱくぱく動く。




「あのな、美夜ちゃん」


そう突っ込んできたのは洸聖君。






「悠雅は、美夜ちゃんが注目浴びるの、めちゃくちゃ嫌なの」



…へ?




「勝手なこと言ってんじゃねぇよ」




ぐっと洸聖君を睨む悠雅。





「だーってホントのことじゃん?」


「お前…ホントムカつくな」




あのー…あたしの居場所、なくなってない?





洸聖君が、顔をあたしの耳に



近づけてきて…




「悠雅は美夜ちゃん一筋だから、美夜ちゃんがほかの男に見られてるだけで妬いちゃうの」





そういった。



悠雅に頭をすぱんっと叩かれる洸聖君。





「ほらな」


と、苦笑い。