会計を済ませて、お店を出る 悠雅とあたし。 悠雅は当然のように、あたしの荷物を 持ってくれて もう片方の手で、あたしの手を 握ってくれる。 温かい悠雅の手。 あたしの大好きな、温かくて 大きくて、優しい手。 「悠雅っ」 「ん?」 「大好きだよ」 「は?なんだよ急に…」