「風邪ひいたら、ウソがホントになんだろ。寝とけ」 もう、これ以上ドキドキ させないでほしい。 ぶっきらぼうに言ったからか 不安げな美夜の顔。 「あの…悠雅……」 多分、これからいう事は 『怒ってる?』 「怒ってる?」 ほら、ドンピシャ。 「あぁ、怒ってる」 「うっ…あたし、なんかしたかな…」 涙目になってくる美夜。