そのあとすぐ洸聖に、 『美夜が具合悪いみたいだから、一緒に帰る』 とだけ報告して 家に連れ帰った。 帰りの道中、元気がなかった美夜。 そりゃあ、な… 2度もひどい目にあったんだし。 でも、美夜が一言も喋らないなんて ホント珍しくて… 歩いてるときが静かで気持ち悪かった。 美夜の前のテーブルに、ココアを置いて 俯いてる美夜に 「美夜?」 と、声をかける。