「なっ…なによ、鈍感女って!!」 そういうと、悠雅は顔を背け 「いーから行くぞ」 そう言って、あたしの手を取った。 え… じんわり伝わる悠雅の手の温かみ。 なんか、安心する… 手を引かれながら、後ろから 悠雅の後姿を見つめる。 広くて、たくましい肩。 なのに線は細い。 …こんなんだから、モテモテ なんだよ…… そう、ちょっとむすっとする。