俺のもんだろ Ⅱ



悠雅の後姿を見つめながら



ちょっと放心。





…もう、からかうのは止めよう。




こっちがひどい目にあう。






そう変な決意をして、悠雅を走って



追いかける。






走っていると…小石につまずいて



「きゃっ…」




振り向いた悠雅が、とっさに抱きとめてくれた。


「ご、ごめん」




呆れながら悠雅が





「転ぶなよ?ばか」



そう言いながら笑った。