「もし消魔石によるものだとしたら、この件についてもっと詳しく調べる必要がある。ヴァイス大佐、調査団と魔女をヴォルヴィア山に派遣して調べさせろ」
「承知いたしました。準備が出来次第送りましょう」
待っていましたとばかりに承諾したヴァイスはニヤリと口元に笑みを浮かべた。
「確かヴォルヴィア山とその一帯には獣人が住んでいたな」
「えぇ、奴らは人間になりそこなった獣ですからね。山奥にひっそりと暮らしております。それがどうかされましたか?」
「もし捕獲魔法を破ったのが獣人だとしたら、我々人間よりも優位種である彼らがヴォルヴィア山の消魔石を手に入れ、我が国を侵略せんと目論んだのかもしれない」
ロードメロイの推察にヴァイスは意表を突かれたように驚き、リーシャもまた新しい可能性を見出したロードメロイに驚いていた。

