『パンッ』


知らない間に、玖於の頬を引っ叩いていた。


腹が立った。


生きたくても死んでいった、同志達。


睦月、平助、佐之、総司、山崎。


そして・・・勝っちゃん。


あいつらは、必死に死に抗って、生を掴もうとしていた。


諦めず、最後まで。


こいつは、もしかしたら間違ったのかもしれない。


ギッと、玖於の目を睨み付けた。


とにかく、死に目を向けてほしくなくて。