うん、自分でも言っていることがおかしいと分かる。 手に小刀握ってるのに、勝手にって・・・ 目を開けると、ぼんやりと霞んだ鉄之助君の姿。 怒ったような、心配しているような・・・ 厳しい表情をしている。 ビリッと自分の羽織の袖を縦に裂き、俺の手首に巻こうとする。 「・・・止めろ」 「何言ってんですか!!」 「だから・・・放っておいてくれ」