「玖於! おい、大丈夫か!?」 俺を揺さぶり、耳元で誰かが叫んでいる。 その大声に、薄っすらと目を明けた。 それと同時に襲う、頭痛と吐き気。 頭を押さえ、顔を顰めながら起き上がる。 俺が寝ていたのは、土方さんの部屋だった。 土方さんは、心配そうな表情をしたままで。 心配ない、と伝えようと無理やり微笑んだ。