そんな俺に怖じ気付いたのか、次の日から苛めは無くなった・・・ ――――ように見えた。 本当は、現状なんてこれっぽちも変わってなんかいなくて。 本当は、もっと悪化していて。 それで・・・絢が追い詰められていたことに、俺は・・・ 全く、気が付いていなかった。