なぜだか、分かっていなかった俺は・・・ 今日限りは、我慢することが出来なくて。 溜め込んでいた物を、全て吐き出すように爆発してしまった。 『お前ら、いい加減にしろよ!! 俺が絢のことが嫌い? ふざけんな・・・ んなわけ、ねぇだろ!』 教室にいる生徒は、何事かと俺を見る。 でも、そんなこと気にしてられない。 絢が俺のせいで苛められている。 これだけは耐えられなかった。