試衛館にいた時からの仲間で・・・ 家族のような存在だったはず。 近藤さんも失くし、沖田さんまでとなると・・・ 土方さんが、死に急いでしまわないか、怖くなった。 「あの、一条さん。 お願いがあるのです」 誠君は姿勢を正し、俺に視線を向ける。 強い、決意を秘めた目。 「僕を、新撰組に入隊させて下さい」 「・・・はい?」