空の果てへ



「玖於、怖じ気づくなよ?」


「わ、かってますよ!」



あれから、一体何人の仲間が、命を散らせただろう?


志を果たす事無く、死んでいった仲間。


武士として死ぬことも許されなかった、父親のような人・・・


別に、死なんて怖くなかった。


ただ・・・また、誰かが死ぬ。


それだけが怖かった。