どこか、嬉しそうな市村の背中。


きっと、土方さんから任務を課せられるのが嬉しいのだろう。


あいつは、自分の仕事に、土方さんの小姓ということに誇りを持っている。


そんな姿を見て、気付いたら唇を噛み締めていた。


喜ばないで、市村。


ごめんな、市村。


ただ、俺は部屋の傍で蹲っていた。